アプトポッド、マルチロボット群を管理するフレームワーク「intdash CONTROL CENTER」を更新。ロボット開発から運用までサポートする機能強化

同アップデートにより、ロボットの開発からマルチロボット運用までサポートするRobOps機能が強化された。

RobOps/マルチロボット群管理

搬送、警備、検査など、商業施設、倉庫、プラントなどの施設内で導入が進む自律ロボットの種類は多岐にわたり、同一フィールドをマルチベンダのロボットが稼働する。こうしたマルチロボットの運用においては、衝突回避やルート・タスク管理など、マルチベンダのロボットを統合管理できる環境が必要となっている。

intdash CONTROL CENTERではマルチロボットの群管理ミドルウェアである「Open-RMF」との連携により、同一フィールド内で稼働するマルチロボットのリアルタイムな群管理を実現するとしている。

求められる要件

  • 様々なメーカーのロボットの一元的な群管理
  • リアルタイムなモニタリング
  • 緊急時のロボットへの遠隔制御介入

intdash CONTROL CENTERの実現

  • 個別機体のリアルタイムモニタリング
  • 機体情報、位置情報、映像情報など
  • 遠隔制御介入
  • エレベータ・自動ドアなどとロボットの連携

intdash CONTROL CENTERのマルチロボット群管理機能

Unityアプリケーション向けSDKにより、バーチャルな3D空間に実空間のリアルタイムデータを反映した、高度なデジタルツインを実現。これにより、映像だけでなく、LiDARの点群データの空間表現を可能とし、測距ベースの精密な遠隔制御やリアルタイムな現状把握を可能とするアプリケーション開発が可能になる。

CONTROL CENTERを活用した遠隔システム開発を検討するロボット開発者向けに、技術情報の提供とテスト環境の無償提供を行う。近日公開予定。

intdash CONTROL CENTER

intdash CONTROL CENTERは複数のロボットやモビリティの運用においてさまざまな機体をサーバー/クラウドベースへ接続し、双方向なリアルタイムデータストリーミングを可能にすることで、以下の機能を迅速提供するソリューションフレームワークだ。

自動車、建設機械や重機、農機などの産業車両における制御データや各種センサデータをはじめ、ロボット開発におけるデファクト化が進むROS(Robot Operating System)のデータストリーミングに対応し、複数のロボットやROSのネットワーク間を、広域なインターネットを跨いだリアルタイム性の高いデータパイプラインで繋ぐことが可能。intdash CONTROL CENTERによりモビリティやロボットの運用に必要とされる以下の機能を迅速に提供できるのだという。

  • リアルタイム管制モニタリング
  • 遠隔直接制御
  • 群管理群制御
  • 遠隔データ収集
  • リアルタイムデジタルツイン

▶︎アプトポッド

© 株式会社プロニュース