千葉県内の危険通学路 約95%で対策完了

千葉県内の危険通学路 約95%で対策完了

 2021年、千葉県八街市で児童5人が死傷した事故を受けて、全国一斉に行われた小学校の通学路の緊急点検について、県内で危険とされた通学路のうち約95%で、ガードレールを設置するなどの対策を終えました。

 通学路の点検は、2021年6月から9月にかけて、県内でもすべての小学校で行われ、県と千葉市はこの程、2023年3月末時点の進ちょく状況を公表しました。

 それによりますと、対策が必要とされた4044か所のうち、約95%にあたる3866か所で、ガードレールの設置や信号機の新設、改良、それに通学路の変更などの対策を終えました。

 市町村別では、柏市や南房総市、栄町など12の市町が、すべての危険個所で対策を終えました。

 一方で、茂原市が71%、睦沢町は75%に留まっていて、対策に必要な用地の買収に時間がかかっているということです。

 県の担当者は、「可能なところから対策を講じていき、今後も100%を目指していきたい」と話しています。

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