津山商高生が養殖 ニシキゴイ販売 4年ぶり 愛好者でにぎわう

養殖したニシキゴイを販売する生徒たち

 津山商高(津山市山北)の生徒が育てたニシキゴイの販売会が3日、岡山県鏡野町円宗寺の町物産館・夢広場であり、大勢の愛好者でにぎわった。

 地域ビジネス科の3年生が販売実習の一環で毎年開催。新型コロナウイルス禍で4年ぶりの今年は8人が、現在は使っていない校内のプールで体長10~30センチに育てた同高オリジナル品種の「津商紅白」など3種類約300匹を1匹100~千円で販売した。

 常連客で6匹買ったという男性(75)=同市=は「元気なコイを選んだ。大きくなるのが楽しみ」と話した。

 同高では2005年からニシキゴイを養殖し、仕入れから販売までの流通の仕組みを学んでいる。生徒(17)は「水管理が大変だったが、お客さんが喜ぶ様子を見られてうれしかった」と満足そうだった。

© 株式会社山陽新聞社