瀬戸内・裳掛小児童がカキ種付け 「大きく育って」 地元漁協で挑戦

カキの種付けを体験する児童

 裳掛小(瀬戸内市邑久町虫明)の児童が6日、邑久町漁協(同所)で、岡山県内最大規模の生産量を誇る地元のカキ養殖の種付け作業に挑戦した。

 5、6年生11人が参加。同漁協組合員に教わりながら、カキの稚貝がびっしりと付いた直径10センチほどのホタテの貝殻を、4メートルの養殖ロープに一枚一枚丁寧に挟み込み、13枚を固定した。

 その後、児童がオンラインで見守る中、組合員が虫明湾に浮かぶカキいかだに船で移動。児童がつくったロープ計25本を海に沈めた。

 6年の児童(11)は「最初は固定するのが難しかったけど、慣れると早くできるようになった。大きく育ってほしい」と話していた。

 カキは来年2月に水揚げし、児童に持ち帰ってもらう予定。

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