倉敷市内を中心とした書家や書道愛好家の秀作が集う「第51回倉敷市書道展」(市、市文化連盟、山陽新聞社主催)が9日、同市中央の市立美術館で開幕する。7日は作品の展示位置などを入念にチェックし、会場準備を整えた。
出品作は漢字、仮名、近代詩文、前衛、刻字の5部門で計292点。豪快な筆致の漢字、繊細に和歌をしたためた仮名など墨の濃淡やかすれで巧みに変化を付けた秀作がそろう。
7日は出品者ら約30人が会場で展示作業に当たった。審査員の永野翠岫さん(75)=倉敷市=は「レベルの高い作品がそろった。多くの人に見に来てほしい」と話す。
作品は前期(11日まで)と後期(16~18日)に分けて展示。最高賞の山陽新聞社大賞、準大賞、特別賞、審査員作品などは会期を通して並べる。
午前9時~午後5時(18日は午後3時まで)。入場無料。
10、17日は書道体験のワークショップを開催。永野さんの指導の下、色紙か絵手紙用のはがきに筆で文字を書く。正午~午後2時。参加無料。