タクシーにゴッホ アート展PR 両備グループ運行、6台お目見え

ゴッホの自画像をあしらったタクシー=岡山市北区下石井

 岡山市で開催されるデジタルアート展「親愛なる友フィンセント~動くゴッホ展」(7月4日~8月25日)をPRするラッピングタクシー6台が7日、お目見えした。両備グループ(同市)が会期末まで市内を中心に運行し、展示会を盛り上げる。

 オランダ出身の画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)の自画像6点をそれぞれ助手席側のドアにデザイン。麦わら帽子姿や、耳に包帯を巻いてパイプをくわえた様子などが明るい色彩で描かれており、展示会の詳細が見られるQRコードも添えた。

 同グループは「どれも意気込みや迷いが表れた自画像。タクシーをきっかけにゴッホに興味を持ち、展示会に足を運んでほしい」としている。

 同展は山陽新聞社、両備ホールディングスなど主催。複合施設・杜の街グレース(同市北区下石井)を会場に、コンピューターグラフィックス技術を駆使してゴッホの作品に動きや立体感を持たせた「デジタルファインアート」などを展示する。

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