サッカーの第103回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は6月7日、デンカビッグスワンなどで2回戦の29試合が行われ、J1アルビレックス新潟はJFLのレイラック滋賀(滋賀)に1-0で勝利した。2年ぶりに初戦を突破し、公式戦で5試合ぶりの白星となった。
新潟は主導権を握って攻め、1点を守り切ってレイラック滋賀を下した。
5バックで守る相手に、押し込む展開が続いた。積極的にクロスを入れたが、思うように決定機はつくれず。逆に前半31分、相手FKからの攻撃でピンチを招いたが、クロスバーに救われた。
しかし38分、左クロスをMFダニーロ・ゴメスが頭で合わせて先制。後半も9分にダニーロ、34分にFWグスタボ・ネスカウがシュートを放つなど、ゴールに迫ったが、追加点は奪えなかった。
他の試合では、前回王者の甲府は長崎とのJ2対決を1-0で制した。J1勢は前回準優勝の広島がFC徳島(徳島)に5-0で快勝し、浦和は関大(大阪)を延長の末に1-0で振り切って順当に勝ち進んだ。G大阪は高知ユナイテッド(高知)に1-2で敗れ、京都は富山(富山)と2-2からのPK戦に9-10で競り負けた。
2回戦の残り3試合は14、21日に行われ、3回戦は7月12日に開催される。
新潟の3回戦は、J3富山と7月12日に対戦する。会場は未定。リーグ戦の次戦は6月11日午後2時から、ビッグスワンで京都と戦う。
◎松橋力蔵監督の話 前半は相手プレスがない状況でも前を向かない場面などがあり、うまくリズムに乗れない時間があった。後半は効果的な場面が増えたが、決めるべきポイントで仕留めないと難しいゲームになる。
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