メッシはMLS移籍? アップルとアディダスも全面協力か

写真:メッシのMLS上陸をアップルとアディダスが後押し……? ©Getty Images

去就について日々、様々な情報が伝えられているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。年俸4億ユーロ(約599億円)のオファーを提示しているサウジアラビアのアル・ヒラルが争奪戦をリードしていると見られていたが、イギリスのスポーツ専門サイト『ジ・アスレティック』によると、アメリカMLSのインテル・マイアミに移籍する可能性が高くなったという。

同メディアによると、移籍交渉にはMLSのスポンサーである『アップル』社と『アディダス』社も大きく絡んでくるという。

MLSは今春、アップル社と10年総額25億ドル(約3482億6500万円)で契約を結び、Apple TV+でリーグ戦のストリーミング配信をすることになった。複数の関係者が明らかにしたところによると、アップル社はメッシがインテル・マイアミに加入した場合、ストリーミングパッケージである「MLSシーズンパス」の新規購入者が大幅に増加すると見積もっており、それらの新規購入者から得られる収益の一部がメッシに提供されるという。

Apple TV+ではメッシがこれまでに5回出場したFIFAワールドカップの記録をまとめた4部構成のドキュメンタリーシリーズをストリーミング配信することが明らかにされており、これもメッシとアップル社の関係性を示すものだ。

また、MLSは1996年のリーグ発足以来、メッシの個人スポンサーでもあるアディダス社と提携し、MLSでは全29チームが同社のユニフォームを着用しているほか、MLSの公式試合球や公式シューズも同社のものが使われている。

今年初めにはMSLとアディダス社の契約が2030年まで延長され、契約金は6年の総額で8億3000万ドル(約1156億7600万円)となっている。

メッシに対してはアディダス社からもMLS移籍に伴う利益分配契約を提示されており、ユニフォームの売上など、メッシがMLSに移籍したことに伴うアディダス社の利益の一部を受け取るというオファーが提示されているという。

インテル・マイアミだけでなく、MLSやスポンサーも巻き込んでメッシの獲得に乗り出している状況となっており、メッシ自身もMLS移籍に前向きになりつつあるという。

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