電撃退任のポステコグルー監督の後任は誰に? 横浜FMのマスカット監督も急浮上、セルティック監督候補は多数

[写真:©︎J.LEAGUE]

電撃的にセルティックの監督を退任し、トッテナムの指揮官に就任したアンジェ・ポステコグルー監督。セルティックは2シーズンで大きな成果を残した指揮官の後任探しに追われている。

2021年夏、横浜F・マリノスの監督を退任し、セルティックにやってきたポステコグルー監督。ヴィッセル神戸から日本代表FW古橋亨梧を獲得すると、チームのスコアラーとして躍動。冬には、日本代表FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介を獲得し、リーグ優勝とリーグカップの2冠を達成した。

2年目の今シーズンは、さらにチームが進化。古橋はリーグ得点王の活躍を見せ、MVPも受賞。旗手、前田も大きく活躍すると、冬に加入したDF岩田智輝、DF小林友希もチームの一員としてプレー。前年を上回る国内3冠を達成していた。

栄光の日々を取り戻したセルティックだが、ポステコグルー監督は3冠達成の歓喜が冷めやらぬうちにチームを離れ、トッテナムの監督に就任。その結果、セルティックの監督人事が大きな騒ぎとなっている。

予てから候補にあがっていたのはウェストハムのデイビッド・モイーズ監督。スコットランド人であることもあり、就任の可能性も騒がれたが、ウェストハムでのキャリアを続けることが濃厚だ。

その他には、マンチェスター・シティのアシスタントコーチを務めるエンツォ・マレスカ氏やレスター・シティの監督を解任されてフリーのブレンダン・ロジャーズ氏、チェルシーの監督を解任されてフリーのグレアム・ポッター氏などの複数の名前が浮上。また、元セルティックのエースでもあるヘンリク・ラーション氏や元クロアチア代表監督でもあるスラヴェン・ビリッチ氏なども候補にあがっている。

イギリス『デイリー・レコード』によれば、ビリッチ氏は就任にかなり前向きとのこと。どの監督を連れてくるかは注目に値するが、驚きの名前もあがっている。

それが横浜F・マリノスのケヴィン・マスカット監督だ。

ポステコグルー監督のセルティック監督就任を受け、横浜FMの監督に就任したマスカット監督。チームを引き継ぐと、2年目の2022シーズンは見事に明治安田生命J1リーグで優勝を果たしている。

イギリス『デイリー・メール』によれば、横浜FMでも似たスタイルのサッカーを披露し、徐々に自身のスタイルにシフトしていったが、セルティックも同じ流れを組みたいと考えているとのことだ。

また、前田や岩田は横浜FM時代に指導したこともあり、チームの中心でもある日本人選手を知っていることもプラスに働くと見られている。

ポステコグルー監督も電撃的にチームを去ったが、マスカット監督も同様に引き抜かれてしまうのか。ただ、レンジャーズで現役時代にプレーした経験は足枷になるとも見られており、あくまで候補の1人とのこと。果たして、セルティックは誰がチームを率いるのだろうか。

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