ファジ、天皇杯3回戦進出 北九州に2―1、パスで好機演出

前半ロスタイム、ファジアーノ岡山の櫻川ソロモン(18)が先制点を決める=シティライトスタジアム

 サッカーの第103回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は7日、岡山市のシティライトスタジアムなどで2回戦29試合が行われ、J2ファジアーノ岡山はJ3北九州を2―1で下し、2大会ぶりの3回戦進出を決めた。

 前回王者の甲府は長崎とのJ2対決を1―0で制した。J1勢は前回準優勝の広島がFC徳島(徳島)に5―0で快勝したが、G大阪は高知ユナイテッド(高知)に1―2で競り負けた。

 2回戦の残り3試合は14、21日に行われる。3回戦は7月12日に開催され、ファジアーノはJ1湘南と対戦する。

岡山2―1北九州

前半1―0

後半1―1

 【評】ファジアーノ岡山は田部井や山田恭、高橋を起点にパスでサイド、中央から何度も好機を演出した。前半ロスタイム、DF裏に抜け出した櫻川が左足でネットを揺らし先制。後半8分は相手ミスから奪ったボールを、再び櫻川が流し込んで追加点を挙げた。守備陣は濱田、福元らが粘り強く対応したものの、後半33分の失点シーンは寄せが甘くなった。

 北九州は運動量が多かったが、要所でのミスが目立った。

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