「比婆牛食べに庄原来て」 冊子・アプリで地元店発信 県立広島大の学生グループ

「比婆牛」の魅力や地元飲食店をまとめた冊子とアプリを作った学生ら(広島県庄原市で)

【ひろしま】広島県庄原市の県立広島大学庄原キャンパスの学生グループが、地元のブランド和牛「比婆牛」を扱う飲食店をまとめた冊子を作った。自ら店を調べ上げ、「比婆牛」へのこだわりなどを取材。プログラミングが得意なメンバーのスキルを生かし、冊子を無料で閲覧できるアプリも開発し、幅広い層に魅力を発信する。

手がけたのは「比婆牛PRプロジェクト」を独自に立ち上げた小川岳紘さん(23)と近藤翔太さん(19)、田邉凪さん(19)ら8人。

取材に携わった田邉さんは「歴史や生産者の思いを再確認し、新たな発見もあった。多くの人が庄原を訪れ、比婆牛を食べて笑顔になってほしい」と期待を込める。取材先は店だけにとどまらず、JAひろしまや行政にもブランドの認証定義や歴史などを照会した。

取材した7店舗とそれぞれのお薦め料理などを掲載。500部を同大学広島キャンパス(広島市)、三原キャンパス(三原市)の他、庄原市のショッピングセンターなどに置く。

冊子を閲覧できる「比婆牛PRアプリ」は小川さんが制作。スマートフォンなどからGoogle Playストアで無料入手できる。

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