「ヤングケアラー」の実態調査へ 小、中、高の8355人対象に 支援策構築へアンケート/岡山・津山市

岡山県津山市は5日、家事や家族の世話などを子どもが日常的に行っている「ヤングケアラー」についての実態調査を6〜7月に行うと発表した。市内小学5、6年生と中学生、高校生8355人が対象。

ヤングケアラーに対する支援策の構築や既存支援事業の見直しを検討するためアンケートを行い、生活実態や課題を調査する。

実施期間は、津山中学校と高校(津山、津山商業、津山東、津山工業、美作、美作通信制、津山高専、希望高等学園津山校)は今月12日から。小中学校は7月3日から19日まで。方法は、各学校で使用しているクロムブックなどを活用し、ウェブ上で回答。児童・生徒の任意によることとし、回答者が特定されないよう無記名で行う。

アンケート調査の集計分析、考察は市と美作大学が協働で行い、報告書を市ホームページなどで公表する予定。

© 津山朝日新聞社