県職員のコミュ力向上に フリーアナウンサーの中村さんが研修 「表情や声の調子が重要」/岡山・津山市

岡山県美作県民局が5日、同県津山市加茂町黒木の黒木ダム管理事務所でフリーアナウンサーの中村恵美さん(同県玉野市在住)を講師に迎えて研修会を開き、職員たちのコミュニケーション力向上を図った。

会議や取り組みを円滑に進めるようにする「ファシリテーション」の能力を身に付けようと、農林水産事業部の職員ら25人が参加。現在ラジオ局のパーソナリティーなどを務める中村さんは、「伝えると伝わるは違う」と題して、プレゼンテーションで生かせる話し方について講義した。

「視覚や聴覚から取り入れる情報は記憶にとどまりやすい。話す時の表情や声の調子が重要になる」と前置きし、「第一印象を良くするため、相手の顔を見て、笑顔でゆっくり話すことを大切に」と強調。その上で「声がしっかりしているほうが、内容が伝わりやすく、聞いている人、見ている人が必要としている事柄に着目し、間をとる、抑揚をつけて話す必要がある」などとアドバイスした。

この後、参加者は出水期を前に、改めてダムの構造や役割ついて学び、理解を深めた。

© 津山朝日新聞社