ACSL、同社Visual SLAM技術が搭載されたきぼう船内ドローン「Int-Ball2」が宇宙へ

同社はJAXAから委託を受け、JEM船内可搬型ビデオカメラシステム実証2号機(以下、Int-Ball2)航法機能ソフトウェアの製作において、ACSLのVisual SLAM技術をInt-Ball2に搭載する開発担当した。

Visual SLAM技術とは

ACSLのコア技術であるVisual SLAMは、カメラの映像を画像処理することにより、環境をモデル化しながらドローンの自己位置を推定する技術である。

下図は、ドローンが黄色の軌跡を飛行しながら上下、前方のカメラの映像内から特徴点を認識し、3次元の環境モデルを生成している様子を示している。

Visual SLAM技術により3次元の環境モデルを生成している様子

JAXAが開発したきぼう船内ドローン「JEM自律移動型船内カメラ(Int-Ball)」は、みずから姿勢をコントロールしながらISS(国際宇宙ステーション)の中を移動して、静止画と動画の撮影を行うことができ、撮影した映像をリアルタイムで地上の管制員や研究者に配信する。

Int-Ball2に搭載されたVisual SLAM 技術は、Int-Ball2がISS内を移動する際の自己位置を把握する役割を担うという。

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