岡山市立小中学校司書が一押しをまとめたブックリスト「この本、読んでみん？」の第6弾が完成した。近年出版された絵本や図鑑、小説などさまざまなジャンルから「心が和む」12作品を選び、あらすじやお薦めポイントをまとめた。
執筆当時中学3年生で魚好きの作者が、手書きの絵と文章で琵琶湖（滋賀県）の魚を解説する図鑑絵本「はじめてのびわこの魚」▽目が不自由ながら前向きに生活する母親の日常を描いた小手鞠るいさん＝備前市出身＝作の絵本「うちのおかあちゃん」▽3人の学生が伝統工芸を通して成長する青春小説「ぼくたちはまだ出逢っていない」―など。
リストは新型コロナウイルス禍の中、読書で癒やしを感じてもらおうと2020年秋から、春秋の年2回発行している。平津小司書の武田江美子さん（46）は「お気に入りの本を見つけ、心休まる時間をつくってほしい」と話す。
巻き四つ折りのA4判で5千部作成。市立小中学校や図書館、公民館、書店などで無料配布している。問い合わせは市職員労働組合（086―232―9714）。
