栃木県誕生150年記念ロゴマーク商品次々 パン、酒、ソースなど発売 県内企業など

県誕生150年の記念ロゴマークなどが付いた商品

 15日の栃木県民の日を前に、県誕生150年を記念して県が作ったロゴマーク付きの商品が続々と発売されている。ロゴマーク使用の申請を受け付けている県生活文化スポーツ部によると、8日までに企業などから記念商品やPR活動でのロゴマーク使用の申請があり、15件超が承認された。

 本県を代表するイチゴ関連では、山崎製パンが県産とちおとめ、スカイベリーの2種類のジャムとホイップクリームをパンでサンドした「ランチパック」を発売した。食べ比べを楽しめる商品として関東甲信越を中心に販売。パッケージにはイチゴがデザインされた記念ロゴマークが入っている。

 ローソンは、「生フランスパン(とちおとめ)」や上三川町名物をイメージした「栃木県産豚肉の黒チャーハンおにぎり」、「宇都宮焼そば」を関東甲信越の約4600店舗で発売した。

 地酒では、天鷹酒造(大田原市)が記念ラベルを貼付した純米大吟醸(720ミリリットル)を限定販売している。横倉本店(宇都宮市)も、記念ロゴマークを貼った県内11蔵元の日本酒特設コーナーをFKD宇都宮店などに設けた。

 クラフトビールでは、ファーマーズ・フォレスト(宇都宮市)がワイン醸造の際に残るポマース(ブドウの果皮や種)を使った150年記念のエシカルビールを限定発売。三本松茶屋の日光ブルーイング(日光市)は、小麦を使って口当たりを優しくした「日光ベルジャン 白い貴婦人」の販売を始めた。

 近々発売される商品も相次ぐ。佐野市のご当地グルメ「佐野黒から揚げ」の普及に取り組む合同会社e街佐野奉行所(佐野市)は、佐野松桜高と共同開発したとちおとめピューレ入りの「ソースおとめ」(300ミリリットル)を10日から同市観光物産会館などで順次販売する。

 県伝統工芸品指定の和太鼓製作を手がける小野崎太鼓店(宇都宮市)は、県産イチゴや県鳥のオオルリをイメージし、赤や青の糸を使った3種類の和太鼓ストラップを自社オンラインショップなどで15日発売する。

県誕生150年記念ロゴマークの入った山崎製パンのランチパック
横倉本店が企画した県誕生150年記念のロゴマーク付きの日本酒
とちおとめピューレ使用の「ソースおとめ」
小野崎太鼓店の和太鼓のストラップ

© 株式会社下野新聞社