カナダ首相が原爆資料館再訪 5月の広島サミット滞在中

5月、G7広島サミット出席のため広島空港に到着し、笑顔で手を振るカナダのトルドー首相

 カナダのトルドー首相が、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)出席のため広島市に滞在中、平和記念公園内の原爆資料館を個別に再訪していたことが8日、分かった。松野博一官房長官が記者会見で明らかにした。松野氏は「被爆の実相への理解を深めていただく観点から有意義であり、感謝申し上げたい」と述べた。

 再訪は非公式で、訪問日や視察内容など詳細を明らかにしていない。トルドー氏はサミット初日の5月19日に、他のG7首脳とそろって資料館を訪れていた。

 松野氏は、「唯一の戦争被爆国として、被爆の実相を世界に発信していくべく、積極的に取り組んでいきたい」と語った。

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