モイーズ監督、1097試合目で悲願の初タイトル!ウェストハム劇的決勝点での「ピッチ侵入」が胸アツすぎる

7日、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグの決勝がプラハのエデン・アレナで行われ、ウェストハム・ユナイテッドがフィオレンティーナを2-1で破り初優勝を飾った。

昨季スタートし、2回目となった今大会。決勝へ勝ち進んだのは、イタリア・セリエAで今季8位のフィオレンティーナと、イングランド・プレミアリーグで今季14位のウェストハムだった。

試合はスコアレスで折り返すと、62分にウェストハムがサイード・ベンラーマのPKで先制。しかしフィオレンティーナも5分後にジャコモ・ボナヴェントゥーラのゴールで追いつき、一進一退の攻防を見せる。

決勝点が生まれたのは後半アディショナルタイム、ジャロッド・ボーエンが難しいシュートをゴールへ流し込み、勝敗を決するゴールを決めてみせた。その直後のデイヴィッド・モイーズ監督の様子を『SUN』が動画で紹介している。

歓喜のあまり、ピッチに入るどころかペナルティエリア内まで駆け込んだモイーズ監督。途中で少し冷静になったようだが、選手やスタッフと喜び合う姿が印象的だった。

今年60歳になったモイーズ監督は、1998年に監督としてのキャリアをスタート。これまでプレストン・ノース・エンド、エヴァートン、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・ソシエダ、サンダーランド、そしてウェストハムを率いてきた。

しかし、トップディビジョンでのタイトルはユナイテッド時代に獲得した2013年のコミュニティ・シールドのみ。リーグやカップのように複数の試合を戦い抜いての頂点は初めてであり、喜びもひとしおだったに違いない。

1,097試合目での栄冠について試合後に聞かれたモイーズ監督は、「ファンタスティック!私は長い間サッカーのキャリアを積んできましたが、このような瞬間はそうそう訪れません」と興奮しながら語っていた。

ウェストハム自体も1979-80シーズンのFAカップ以来のタイトルを手にするとともに、来季のヨーロッパリーグ出場権を獲得。一方、フィオレンティーナは2000-01シーズンのコッパ・イタリア以来の優勝を逃した。

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イタリア勢は先週、ローマがセビージャにPK戦の末敗れたヨーロッパリーグ決勝に続きファイナルで2連敗。今週末のチャンピオンズリーグ決勝では、インテルがマンチェスター・シティと対戦する。

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