明星幼稚園児がウナギ放流

明星幼稚園(平福)の年長児12人が6日、山下の宮川でウナギの幼魚を放流し、小さな命とふれあった。
生きた姿を見る機会の少ない川魚に親しんでもらおうと、吉井川漁協(松田安弘組合長)が招待。ウナギは徳島県の養鰻(まん)場で中間育成した体長25〜30㌢、30㌘前後のサイズで、この日管内の本支流に入れた72㌔、約2500匹のうち、200匹を受け持った。
稲荷橋の下流で、組合員が数匹ずつバケツに入れて手渡すと、子どもたちは細長い魚体をさわり「わぁ、ぬるぬるする」と興奮ぎみ。しばらく見入った後、次々と流れに放ち、身をくねらせて泳ぎ去る姿を見送った。
片岡伊織君(6つ)は「初めてさわったけど可愛かった。元気に大きくなってほしい」とにっこり。
同漁協管内のウナギ漁には、もじ(漁期5月1日〜9月末)と夜ぼり(同通年)に遊漁券1等(年券1万1000円)、釣り(漁期通年)とつけ針(同)に2等(年券4400円)が必要。

宮川にウナギの幼魚を放つ園児たち

© 津山朝日新聞社