県知事選 舌戦を繰り広げる

任期満了に伴う県知事選は8日、告示される。いずれも無所属で、3選を目指す現職の伊原木隆太氏(54)、新人で元共産党県議の森脇久紀氏(57)が出馬の準備を進めており、現県政の評価を最大の争点にした一騎打ちとなる公算。25日の投開票に向けて舌戦を繰り広げる。
伊原木氏は、自民、立民、公明、日本維新の県組織、連合岡山が推薦。県政の最重要課題としている「教育県岡山」の復活や産業振興をはじめ、▽新型コロナウイルス感染症の専用外来設置や検査体制などの強化▽西日本豪雨からの復旧・復興推進▽医療・福祉の充実▽移住・定住の促進―などを掲げる。
森脇氏は、共産党県委員会や労組などでつくる「民主県政をつくるみんなの会」を支持母体に、同党が推薦。県民の命と暮らしを最優先にした県政への転換を強調し、▽PCR検査の拡充、経営難の事業者支援といった新型コロナ対策▽障害者の医療費の原則無料化▽学校現場の正規職員の増員―などを掲げる。
立候補の受け付けは、県庁分庁舎で午前8時半〜午後5時。
9月1日現在の有権者数は157万7752人(男75万3249人、女82万4503人)。

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