新型コロナ5類移行から1か月「少しずつ社会正常化」

新型コロナ5類移行から1か月「少しずつ社会正常化」

 新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行してから、6月8日で1か月です。
 千葉県の熊谷知事は、「少しずつ社会の正常化が進んでいる」と語った一方、感染状況については「緩やかな増加傾向は続いている」という認識を示しました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「様々な行事が復活したり、以前の規模に近い形で開催されるなど、少しずつ社会の正常化が進んでいると実感している」

 これは、熊谷知事が6月8日の定例記者会見で述べたものです。

 熊谷知事は会見で、引き続き重要な場面では感染対策を続ける必要があるとした上で、「人とのつながりや、地域の活性化などは通常通り行われる社会をしっかりと築いていきたい」と語りました。

 一方で、県内の定点医療機関、1か所あたりの患者報告数は、直近の1週間は6.66人で、前の週から1.41人増えました。

 熊谷知事はこうした現在の感染状況について、「低い水準であるが、緩やかな増加傾向は続いている」という認識を示し、次のように述べました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「高齢者をはじめとする、必要な人がワクチン接種できるよう、市町村と一緒に取り組んでいく。重症化をしっかりと予防していくというスタンスを貫いていく」

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