偽物ブランドでネットショップ摘発

香港税関は6月6日、ソーシャルメディアのプラットフォームを使ったネットショップを通じて高級ブランドの偽物を販売していたバイヤーの女(26歳)を逮捕した。6月7日付政府公報によると、税関はサイバーパトロールを実施しビッグデータの分析システムを基に、ブランドの模倣品らしき香水や化粧品を売る店を発見。そして税関職員が客のふりをして商品を購入し、そのネットショップのバイヤーをおびき出したという。税関は商標権所持者立ち合いの下、取引現場に現れたバイヤーが持参した偽物の香水を証拠として押さえ逮捕した。その後、倉庫としていたらしき工業ビルの一室からも大量の模倣品が見つかった。この摘発で押収された模倣品はエルメスやティファニー、ロエベといった高級ブランドの香水をはじめ化粧品など約1500点に上り、市価68万ドルに相当するという。税関では模倣品の入手経路や産地について調べている。

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