レモン、カレー、ブラックペッパー…ならまちでユニークなポップコーンを作る専門店

近鉄奈良駅から徒歩約18分。古い街並みに小さな店が点在する「ならまち」を歩いていると、どこからかポップコーンがはじけるこうばしい香りが漂ってきました。ここでしか食べられないフレーバーポップコーンを販売している、独自製法のポップコーン専門店「Pop’ｎ Live（ポップンライブ）ならまち」さんです。

お店に入るとショーケースには様々なポップコーンがズラリ。11種類のレギュラーメニューと、月替わりの限定商品で合計12種類のフレーバーが販売されています。値段はどの商品でもシングルサイズは税込500円。2人前分のダブルは税込み800円です。

ひとつひとつ見ていくと、ポップコーンの上になにやらトッピングが。「フランボワーズ（木苺）」にはカシューナッツとチョコレート、「ハニー＆バター」にはドライフルーツとバナナチップスなど、フレーバーごとに違います。まずは店長さんのおすすめメニューを伺いました。

店長・青川 哲雄さん
「レモン＆ピールです。レモンのポップコーンなんて…って思っちゃいけませんよ！ご試食でびっくりされるお客様続出の、おすすめフレーバーです。」

注文すると、目の前にあるポップコーンマシンで豆をはじけさせるところからスタート！オーダーを受けてから作るライブ感にこだわってるんです。また、映画館などで食べるポップコーンははじけさせるときに一緒にフレーバーをいれるので味付けがまばらになりがち。ですが、出来立ての素のポップコーンをフレーバーにくぐらせていくのですべてに均一に味がついています。

一口食べてみると、レモンの甘みと酸味に、鼻に抜けていく香りがとてもさわやかです。トッピングで一緒に入っているのは柑橘ピール。ポップコーンの合間にかじるとピールのやわらかい食感とほろ苦さがアクセントになっています。確かにこれは食べてびっくり、そしてやみつきになる味です。

さらに、販売上位商品を教えていただきました。

3位は「ベジカレー」。
みんな大好きカレー味！トッピングは野菜チップスで「ベジカレー」です。フレーバーを混ぜるときに辛さを調節をしてくれるので、辛いのが苦手な人でも平気です。
ポップコーンとカレーの香ばしい香りがたまりません。

2位は「ブラックペッパー」。
胡椒の香りと辛み、ほどよい塩気がやみつきに。サラミとチーズスナックがトッピングに入っていて、お酒のアテにもぴったりです。

1位は期間限定フレーバー。
毎月変わる味は「コーンポタージュ」、「ストロベリー」や「白桃」などバラエティ豊か。
今月は、6月1日から始まった”猫”をテーマにしたアートイベント「にゃらまち猫祭り」になぞらえたフレーバーの「梅かつお」です。梅の酸味とかつおの風味がさっぱりとした、少し暑くなってきたならまちで食べ歩くのにぴったり。上にはおせんべいとかつお節がトッピングされています。

ユニークな発想で見ているだけでも楽しくなるフレーバーポップコーンを提供するポップンライブならまちさん。最後に、今後の目標をお伺いしました。

店長・青川 哲雄さん
「『あのポップコーンを食べにならまちに行こう。』、そう言ってご来店くださるお客様が増え、お店を散策されるお客様で賑わう街になればと思っています。」

どの味にするか迷った時は試食をさせていただけるので、自分の一番のお気に入りを見つけられます。大人も子供もおいしく食べられて、おやつやおつまみ、お茶菓子やスポーツ観戦などいろんなシーンで楽しめるポップコーン。商品はプラスチックの蓋つきカップ、またはやジッパー付きのバックに入れてもらえるので、長時間の持ち運びや手土産にもぴったりです。

ならまち散策のお供やお土産に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

※この記事は取材当時の情報です。