白ナンバーの飲酒検査、義務化へ 12月から、検知器不足で延期

 警察庁は8日、自社の業務のために荷物を運ぶ「白ナンバー」の車を使う事業者に対するアルコール検知器によるドライバーの飲酒検査を、12月1日から義務化するとの方針を明らかにした。2022年10月開始予定だったが、世界的な半導体不足の影響で検知器の供給が間に合わないとして、延期していた。

 警察庁によると、検知器メーカーや義務化の対象となる事業者に確認し、十分な台数が調達できていると判断した。

 検査は白ナンバーを5台以上か、定員11人以上の車を1台以上使う事業者に義務付けられる。22年3月末現在、白ナンバー事業者は全国に約35万2千あり、管理下にあるドライバーは約808万2千人。

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