鈴鹿8耐テスト2日目ホンダ上位独占。トップはHRCのチャビ・ビエルゲ、SST首位はKawasaki Plaza

 6月8日、鈴鹿8耐合同テストとして8耐特別スポーツ走行・タイヤメーカーテストが三重県・鈴鹿サーキットで行われた。8月6日開催の鈴鹿8時間耐久ロードレースに向けて、参戦権を獲得した多くのチームが2セッションの走行を行った。

 初日は晴れ時々曇りの天気となったが、2日目は曇り空でスタート。午後のタイヤメーカーテストの終盤から雨が降り始めて、最後の8耐特別スポーツ走行はほとんどのマシンが走行を取りやめた。

 タイヤメーカーテストでは、9台が2分07秒台に入れ、トップ8はホンダ勢となった。トップタイムはチャビ・ビエルゲ(Team HRC)の2分07秒254。2番手が作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)、3番手がMURAYAMA HONDA(秋吉耕佑/出口修/今野由寛組)だった。

タラン・マッケンジー(Team HRC)/2023鈴鹿8時間耐久ロードレース タイヤメーカーテスト

 タラン・マッケンジー(Team HRC)は2分07秒655で5番手、スズキ勢トップの津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)は2分07秒956で9番手。そしてジョシュ・ウォータース(S-PULSE DREAM RACING・ITEC)は2分08秒204で11番手だ。

 2分08秒284で13番手を記録した亀井雄大(ヨシムラSERT Motul)は、1回目の走行の際に、NISSINブレーキヘアピン前の110Rで転倒を喫して足を負傷。5周のみの計測で、午後は走行していない。

岩戸亮介(Kawasaki Plaza Racing Team)/2023鈴鹿8時間耐久ロードレース タイヤメーカーテスト

 SSTクラスの首位は初日に続いてKawasaki Plaza Racing Team(岩戸亮介/佐野優人/岡谷雄太組)で、2分09秒692とタイムを更新した。SSTの2番手はNCXX RACING with RIDERSCLUB(伊藤勇樹/中山耀介/前田惠助組)で2分09秒713だった。

小雨のなか走るHonda Asia-Dream Racing with SHOWA、Honda Dream RT 桜井ホンダ/2023鈴鹿8時間耐久ロードレース タイヤメーカーテスト

 8耐特別スポーツ走行ではMURAYAMA HONDA(秋吉耕佑/出口修/今野由寛組)が2日間で常にトップに立ち、ベストは2分07秒848を記録した。

 2番手は2分10秒051のSANMEI Team TARO PLUSONE(関口太郎/奥田教介/田所隼組)、3番手は2分10秒539のGOSHI RACING(黒木玲徳/田尻悠人/谷本音虹郎組)と初日と順位が入れ替わっている。

 次回は鈴鹿サーキット主催の合同テスト1回目が7月5~6日に開催され、鈴鹿8耐に参加する全てのチームが参加することができる。

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