世代交代進むマドリー、20歳カマヴィンガが今後のキーマンに? 同世代の主軸2人と仲良し、ピッチ上でも期待

[写真:Getty Images]

世代交代が進むレアル・マドリーだが、フランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガ(20)が今後のキーマンとなるかもしれない。

ラ・リーガのタイトルをバルセロナに明け渡し、チャンピオンズリーグ(CL)でも準決勝で敗退したマドリー。絶対的エース・元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(35)が退団し、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ(37)もチームを去る可能性が排除できないと言われている。

徐々に世代交代を進めているなか、7日にドルトムントからイングランド代表MFジュード・ベリンガム(19)の獲得で合意に達したと発表。未来に向けた好材料だが、スペイン『Relevo』は、来シーズンが加入3年目のカマヴィンガこそ今後のキーマンであると主張している。

2021年8月にレンヌから加入したカマヴィンガ。昨シーズンは公式戦40試合出場のうち24試合が途中出場だったなか、今シーズンは59試合のうち39試合がスタメン出場となった。また、年明け以降にプレータイムを伸ばしていった一方、カルロ・アンチェロッティ監督はカマヴィンガを本職のセントラルハーフだけでなく、左サイドバックとしても起用した。

ユーティリティ性を指揮官から高く評価されていることは間違いないが、カマヴィンガはチームの主軸として君臨する2人のブラジル代表FW、ヴィニシウス・ジュニオール(22)およびロドリゴ・ゴエス(22)と非常に仲が良く、普段のチーム練習後には3人で一緒にいることが多いという。サッカーの話をするだけでなく、バスケットボールやテニスといった趣味も共有しているようだ。

『Relevo』は、3人がピッチ外で築いた関係性はパフォーマンスにも影響を与えていると主張。カマヴィンガはセントラルハーフ、左サイドバックのどちらで出場しても左ウインガーのヴィニシウスと距離が近く、右ウイングのロドリゴも中央でボールを受ける回数が多いと分析している。3人のトライアングルが自然にできているとのことだ。

ラ・リーガ、CLの連覇を逃し、頼みのベンゼマまで去っていったマドリー。これからは22歳のヴィニシウスとロドリゴ、そして20歳のカマヴィンガがクラブの看板を背負って立つ時代だ。

© 株式会社シーソーゲーム