岡山1区住寄氏、4区垣内氏 擁立 次期衆院選で共産岡山県委

住寄聡美氏

 共産党岡山県委員会は8日、次期衆院選の岡山1区に同委員会青年学生部長の住寄聡美氏(40)=倉敷市中島、岡山4区に同委員会倉敷地区委員長の垣内雄一氏(58)=玉野市用吉=の新人2人を擁立すると正式に発表した。いずれも既に党公認が決まっていた。

 両氏は岡山県政記者クラブで記者会見。住寄氏は「高学費で学生が生活に困窮している。給付型奨学金の拡充や入学金ゼロなどを訴えたい」と述べた。倉敷市出身で島根大教育学部卒。

 垣内氏は「物価高で庶民の暮らしが大変なことになっている。最低賃金の引き上げなどで支えたい」とした。玉野市出身、神戸学院大法学部卒。

 党県委員会は残る岡山2、3区でも人選を進めているという。2021年の前回衆院選では旧岡山2、4区で擁立せず、立憲民主党候補に一本化しており、会見に同席した植本完治委員長は「政党間の合意がなされない以上、独自の準備を進める必要がある」とした上で、中央レベルでの協議が進めば候補者調整に応じる考えを示した。

垣内雄一氏

© 株式会社山陽新聞社