秋篠宮さま、全日本愛瓢会出席 兵庫県神河町

愛好家の作品を見学される秋篠宮さま=8日午後、兵庫県神河町福本(撮影・中西幸大)

 秋篠宮さまは8日、兵庫県神河町を訪れ、福本揚羽ホールで同日始まった全日本愛瓢会の大会に出席された。3メートル近く育った「長瓢」や、ひょうたんの中に電球を入れて楽しむ透かし彫りなど、全国の愛好家約80人が丹精した120点を鑑賞した。

 同町での大会は2020年に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。秋篠宮さまは同会の名誉総裁で、神河町役場で山名宗悟町長や町民らに出迎えられた後、会場へ向かった。

 同会副会長で兵庫県支部長の大中政實さん(75)=神河町=が秋篠宮さまを案内。名誉総裁賞はひょうたんの表面に花の彫刻を施した作品が受賞し、秋篠宮さまは「かなり根気がいりますね。陰影の付け方が素晴らしい」と述べた。

 大中さんは「どの作品も愛情が注がれている。細かなところにも注目してもらえてうれしい」と話した。

 秋篠宮さまは9日、砥峰高原(同町川上)などを視察される予定。(喜田美咲)

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