アザールの現役引退が加速…望んでいるのは家族とのマドリード滞在

[写真:Getty Images]

今季限りでのレアル・マドリー退団が決まった元ベルギー代表MFエデン・アザール(32)は、現役引退への想いが強くなっているようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。

2019年7月にチェルシーからマドリーへと移籍したアザール。合計1億1500万ユーロ(約172億4000万円)といわれる巨額の移籍金が発生したが、スペインの地では真価を発揮することができず。在籍4シーズンの成績は、公式戦76試合7ゴール12アシストに留まっている。

現行契約は2024年6月までとあと1年残っていたが、マドリーが3日にアザールとの今季限りでの契約解消を発表。その後、新天地候補がメジャーリーグ・サッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスのみだという寂しい報道も流れていた。

現在アザールは、家族とマドリードで暮らし続けるため、スパイクを脱ぐことを検討しているという。そして、ここ数日でその考えに拍車がかかっているようだ。

この背景には、自身と家族がマドリードに溶け込んでいることがある。アザール本人はスペイン語が堪能であり、息子の1人であるレオ・アザール君は昨年3月にマドリーの下部組織に加入。少なくともあと1年は家族と共にマドリードに留まりたいという意向のようだ。

チェルシー時代にはサッカー界屈指のドリブラーとして名を馳せたアザール。来季はマドリードで新たなキャリアを歩み始めるのかもしれない。

© 株式会社シーソーゲーム