【インドネシア】国営石油の22年純利益、86%増で過去最高[資源]

インドネシアの国営石油プルタミナが6日に発表した2022年12月期の連結決算(監査済み)は、売上高が前期比48%増の848億9,000万米ドル(約11兆8,600億円)、純利益が86%増の38億1,000万米ドルだった。過去最高益を記録した。石油・ガスの生産・販売量の増加やデジタル化などによるコスト削減が奏功したという。

売上高の内訳は、国内が755億9,000万米ドル(全体の89%)、国外が93億米ドルだった。

石油・ガス生産量は前年比8%増の日量96万7,000石油換算バレル(BOE)、石油製品の生産量は6%増の3億1,390万バレル、石油・非石油製品の販売量は5%増の9,786万キロリットルだった。

プルタミナのニック社長は声明で、コスト最適化により21~22年に計32億7,300万米ドルを節約したと強調。製油所や給油所の運営にデジタル技術を活用し、最適なメンテナンスや在庫管理を行っていると説明した。

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