「抜群のおいしさ」金沢すいか初出荷 JA金沢市

次々と運び込まれる金沢すいか=下安原町のJA金沢市砂丘地集出荷場

 市の農産物ブランド「金沢そだち」に認証されている大玉の「金沢すいか」の出荷は8日、下安原町のJA金沢市砂丘地集出荷場で始まり、生産者18人が持ち込んだ重さ7~8キロの5340個が次々と箱詰めされた。9日昼にも店頭に並ぶ。

 今季は農家57人が約102.7ヘクタールで栽培している。9日に市中央卸売市場で初競りが行われ、7月下旬まで県内をはじめ、関西や関東に例年並みの約6240トンが出荷される。

 金沢すいかはシャリシャリとした歯触りの良さとみずみずしさが特長で、今季は、5月末からの昼夜の寒暖差の影響で甘みたっぷりに育ったという。JA砂丘地集出荷場西瓜(すいか)部会の清水大志部会長(45)は「抜群のおいしさ。ぜひ食べて夏を感じてほしい」と話した。

© 株式会社北國新聞社