『美女と野獣』エマ・ワトソンが“待っているだけの女の子じゃない”主人公を演じるためにこだわった部分

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

2017年の国内映画興行収入ランキングで2位以下を圧倒的に引き離しての1位を記録(文化通信社調べ)したディズニーの名作アニメーションの実写版『美女と野獣』が登場。

「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役でおなじみのエマ・ワトソンが主演の本作。『ドリームガールズ』などを手掛け、『シカゴ』や『グレイテスト・ショーマン』など名作ミュージカル映画の脚本家としても知られるビル・コンドンがメガホンをとっている。

全ての曲を何も見ないで歌えるほど、子供の頃『美女と野獣』が1番好きな映画だったというエマ・ワトソンは、自分なりにベル役を演じることが、俳優としての喜びだったという。
そしてベルが好きな理由を「ディズニーのプリンセスの中で、初めて誰かに幸せにしてもらうために待っているだけの女の子ではなかったから」と語っている。そんなベルを「流されてしまうタイプではなく、自分の運命をコントロールできるように描きたかった」といい、乗馬の時は、アニメーションで履いているバレエシューズはやめてしっかりしたブーツを履いたのだとか。「こだわったのは、履いているものがリアルで、実際に使えるものであるということ。ベルがやっていることが本当にできると信じられるようにしたかった」とのこと。

また野獣と踊る時のドレスは、914メートルもの縫い糸を使用し、2160個のスワロフスキーが施された華麗なものだったが、動きやすくなるようコルセットを必要としないものになったという。
「このドレスそのものがアイコン的存在よ」と言うエマ・ワトソンに衣装デザイナーのデュランも同意。「私たちはベルを繊細なプリンセスではなく、活動的なヒロインとして描きたかったのです」と公開当時に話している。

1度聴いたら忘れられない名曲の数々、ユニークなキャラクターなどディズニー映画の魅力がたっぷり詰まった大ヒット作を堪能しよう。

【ストーリー】
魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること―。だが野獣の姿になった彼を愛するものなどいるはずがなく、独り心を閉ざし本当の自分を見失っていく。そんな絶望の日々に光を与えたのは、心に孤独を抱えながらも、自分の輝きを信じて生きる、聡明(そうめい)で美しい女性、ベル。このふたりの出会いがお互いの運命を次第に変えていく。

『美女と野獣』(2017 米)
監督:ビル・コンドン
製作:デビッド・ホバーマン(p.g.a.), トッド・リーバーマン(p.g.a.)
脚本:ステファン・チボスキー, エヴァン・スピリオトプロス
製作総指揮:ジェフリー・シルバー, トーマス・シューマッハ, ドン・ハーン
撮影:トビアス・シュリッスラー(ASC)
プロダクション・デザイン:サラ・グリーンウッド
編集:バージニア・カッツ(A.C.E.)
衣装:ジャクリーヌ・デュラン
スコア/歌曲・作曲:アラン・メンケン
作詞:ハワード・アシュマン, ティム・ライス
音楽プロデューサー:マット・サリヴァン
スコアアレンジ:クリストファー・ベンステッド
歌曲アレンジ&指揮:マイケル・コザリン

出演
ベル:エマ・ワトソン(声:昆夏美)
野獣:ダン・スティーヴンス(声:山崎育三郎)
ポット夫人:エマ・トンプソン(声:岩崎宏美)
モーリス:ケヴィン・クライン(声:村井國夫)
ガストン:ルーク・エヴァンス(声:吉原光夫)
ル・フウ:ジョシュ・ギャッド(声:藤井隆)
ルミエール:ユアン・マクレガー(声:成河)
コグスワース:イアン・マッケラン(声:小倉久寛)
マダム・ド・ガルドローブ:オードラ・マクドナルド(声:濱田めぐみ)
プリュメット:ググ・バサ=ロー(声:島田歌穂)
チップ:ネイサン・マック(声:池田優斗)

写真提供:(C)日テレ

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