61歳新人が出馬表明 現職に続いて2人目 「将来に可能性感じ」/岡山・勝央町

任期満了に伴う岡山県勝央町長選(8月22日告示、27日投開票)に7日、会社役員で新人の木村聡史氏(61)=同町岡=が無所属で立候補する意向を表明した。同町長選への出馬表明は現職の水嶋淳治氏に次いで2人目。

記者会見で「東京との2拠点生活をし、町の近況を聞く中で将来への可能性を感じ、企業経営で培ったノウハウやネットワークを活用して発展させたいと思った」と出馬の動機を説明した。

▽農業の復興に向けた特産品の6次産業化と若者の雇用創出▽未利用町有地の開発による商業・レジャー施設の整備▽宿泊・飲食施設誘致によるノースビレッジの集客力アップ▽人材育成と起業支援▽福祉施策の充実―などを挙げ、「笑顔と可能性あふれるまちづくりを目指す」と述べた。

木村氏は横浜国立大学卒。大手ゼネコンや化粧品会社の社員、通商産業省(現・経済産業省)第三セクター主任研究員などを経て、2018年から東京都内で雑貨販売会社を経営。

同町長選をめぐっては、2月に元同町議の赤堀浩一氏、3月に4選を目指す水嶋氏が立候補を表明。4月に赤堀氏が出馬を取りやめている。

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