津山信用金庫、老朽化した勝山支店を新築移転

津山信用金庫(本店・津山市山下)は、老朽化した勝山支店(真庭市勝山)を同所の国道181号沿いに新築移転する。真庭産のCLT(直交集成板)を使用し、来年3月しゅん工、5月のオープン予定。
同金庫によると、強度や耐熱性・遮音性などに優れたCLTで建設した店舗は、信用金庫としては全国初。地元産材の普及、販路拡大、地域活性化にもつなげたいという。
現支店は50年以上経過している上、駐車場が狭いことから、約550㍍東の用地(442平方㍍)に移し、利便性の向上を図る。真庭市産のスギとヒノキで作ったCLTをふんだんに活用した木造平屋(108平方㍍)を建設。大型ガラス張りの明るい設計とし、ロビーや営業室、応接室などを設ける。今月着工し、事業費は非公表。
5日に安全祈願祭が現地であり、関係者10人が出席。神事に続き、同金庫の松岡裕司理事長が「真庭産のCLTを使い、デザイン性のある建物になる。CLTを活用した建物は金融機関では珍しく、今後、金融業界に広めていきたい」とあいさつした。


CLTを使った津山信用金庫勝山支店のイメージ図((c)株式会社ofa提供)

あいさつする松岡理事長

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