高額ギフトカード購入に“もしかして” 詐欺被害防止でコンビニ2店の3人に感謝状

感謝状を受け取った(左から)宮川さん、津島さん、寺島さんと篠原署長

 【宇都宮】特殊詐欺被害を防いだとして、宇都宮東署はこのほど、ローソン宇都宮テクノポリスセンター店店長の津島浩之(つしまひろゆき)さん(63)と同店パート従業員宮川綾子(みやかわあやこ)さん(50)、セブンイレブン宇都宮平出東店のパート従業員寺島絢子(てらしまあやこ)さん(30)に感謝状を贈った。

 宮川さんは3月27日正午、同店のレジで、約42万円分のギフトカードを購入しようとした70代男性客を接客した。高額だったため特殊詐欺を疑い、津島さんに報告し、津島さんが同署に通報した。

 寺島さんは4月1日午後、70代男性客に24万円分のギフトカードの購入方法を尋ねられた。用途を聞くとウイルスに感染したパソコンの修理代が必要と話したことなどから、特殊詐欺を疑い110番した。

 感謝状を受け取り宮川さんは「コンビニは特殊詐欺被害の発生が多いため、これからも警戒したい」、寺島さんは「今後もお客さまが安心して利用できるお店にしていきたい」と話した。

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