W杯開催国フィリピンが代表候補を発表、NBAクラークソンのほかBリーグ所属から6選手

地元開催フィリピンが代表候補選手を発表

フィリピンバスケットボール連盟は6月7日、FIBAワールドカップ2022に向けての代表候補21選手を発表。NBAジャズのジョーダン・クラークソンのほか、220cmのセンターであるカイ・ソット(広島)など今季Bリーグに所属した選手も6人選出された。

日本、インドネシアと共にFIBAワールドカップ2022開催国となるフィリピン。1978年大会(当時の大会名は世界選手権)以来となる開催地となり、1954年ブラジル大会ではアジア最高位となる銅メダルを獲得するなど、輝かしい栄光も経験している。

チョット・レイエスヘッドコーチが今回、候補として発表したのは21人の選手たち。今季のBリーグ所属選手からは、レイ・パークスJr.(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)ドワイト・ラモス(レバンガ北海道)、キーファー・ラベナ(滋賀レイクスターズ)、サーディ・ラベナ(三遠ネオフェニックス)、カイ・ソット(広島ドラゴンフライズ)、カール・タマヨ(琉球ゴールデンキングス)がセレクトされている。

それらの選手の中で、FIBAや現地メディアが注目しているのは帰化枠1のチョイスを誰にするかということ。21選手の中では、ジョーダン・クラークソン(ジャズ)、ジャスティン・ブラウンリー(バランガイ・ジネブラ・サンミゲル)、エンジ・カウメ(アテネオ・デ・マニラ大)と3選手がいる。

NBAで9シーズンプレイしているシューティングガード、クラークソンは2020-21シーズンのシックススマン賞受賞者。今季は61試合、平均32.6分に出場して、20.8得点、4.0リバウンド、4.4アシストと素晴らしい得点力をマークしている。またFIBAワールドカップ2023 アジア地区予選では、サウジアラビア戦、レバノン戦と2試合に出場して平均25.0得点、5.5リバウンド、6.5アシストを残している。

同予選でのスタッツを見ると200cmのPFブラウンリーは平均29得点、8.0リバウンド、4.0アシストを、211cmのセンターであるカウメは平均4.5得点、5.0リバウンド、0.3アシストというアベレージを残している。

地元開催とあって、注目度もより高くなる今大会。どんなメンバーで大会に臨むのか、注目である。フィリピンは、FIBAワールドカップ2023ファーストラウンドでドミニカ共和国、アンゴラ、イタリアと対戦予定である。

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