「unknown」高畑充希&田中圭がクランクアップでスタッフ・キャストに感謝!“コロ介”町田啓太は「やっと犯人終わったー!(笑)」

6月13日に最終回を迎えるテレビ朝日系連続ドラマ「unknown」(火曜午後9:00)がクランクアップ。ダブル主演を務める高畑充希と田中圭をはじめ、メインキャスト14人がそろった。

「unknown」は、週刊誌のエース記者でありながら“吸血鬼”でもある闇原こころ(高畑)と、情に厚い警察官ながらも誰にも言えない秘密を抱える朝日虎松(田中)という、重い秘密を抱えた2人が愛し合うラブストーリーに凄惨(せいさん)な連続殺人事件が絡み合う、“究極の愛”を問う完全オリジナルのラブサスペンス。

先日放送された第8話では、ついに“血を抜かれた”連続殺人事件の犯人が姿を現した。「そうだよ、俺が全員殺した――」と告白したのは、こころの相棒でもあり、支え続けたコロ介こと加賀美圭介(町田啓太)だった!? さらに、がく然とするこころに、アイスピックで襲い掛かった瞬間、なぜか加賀美が突然血を吐き、倒れてしまうというまさかの展開。時を同じくして、心の母・闇原伊織(麻生久美子)が何者かに襲われ昏倒状態に。父・闇原海造(吉田鋼太郎)が必死で捕まえた犯人は、なんと今福梅(木野花)。まさかの人物に慟哭する海造に、梅は無表情で「…私が、全部やりました」と言った。

クランクアップを迎えたのは、第7話放送日となった5月30日。“血塗れの結婚式”が明らかになる衝撃的な回を横目に見ながら撮影していたキャスト陣だが、吉田が演じる海造が白塗り&マント姿で大暴れするシーンが始まると「どうしてもそこだけ見たい!」と殺到し、撮影を一時中断する事態に。全員がテレビの前に集合し、「ジョーカー!」と叫ぶ海造を見て、スタッフ・キャスト共に大爆笑するというほほ笑ましい時間が流れた。

その後、放送が終わりに近づくと、再びキャスト陣が「よよさんが死ぬシーンも見たい」とリクエスト。またもやテレビの前に全員集合し、屋上から世々塚幸雄(小手伸也)が落ちてくるという衝撃シーンを見ながら悲鳴を上げつつも、みんなでその場にいた小手に手を合わせたり、加賀美役の町田が「お疲れさまです」と声をかけると、「お前のせいだよ!」というツッコミがあちこちから飛んでくるなど、ラストスパート真っただ中にもかかわらず、和気あいあいとした雰囲気に。その後、無事撮影を終えた。

3月上旬から約3カ月間、主演の務めを果たした高畑は「毎日、超楽しかったです! 1シーン・1シーンがすごく難しかったからこそ、“俳優部”など役割に関係なく、キャスト・スタッフみんなで力を合わせて一つ一つ作り上げてこれたんだなと、感じています。みんなで『このシーンどうしよう?』って頭を悩ませて考えた日々が、本当にかけがえのない時間になりました。圭さんと夫婦漫才ができなくなるのは寂しいんですが、いろいろとお世話してくださって本当にありがとうございました(笑)。皆さんとは違う現場でも、現場じゃなくても、またお会いしたいです!」と思いを伝えた。

すると、田中も「前半から笑って泣いて…本当にいろいろやりました。ものすごく楽しくて毎日充実しておりました。こんなにすてきな現場にしてくれたのは、高畑さんをはじめ素晴らしいキャストの皆さんと、頼もしいスタッフの皆さんのおかげだと思っております。またお会いできる日を楽しみにしています」と感謝の言葉を述べた。

一方、第8話で「全員俺が殺した」という犯人発言で視聴者に衝撃を与えたカメラマン・加賀美を演じきった町田は、開口一番「やっと犯人終わったー!(笑)」とすがすがしい表情を見せ、「本当に楽しくて、毎日現場に来るのが楽しみでした。ずっと『作品をみんなで作っているんだな』と感じられる和やかな雰囲気でしたし、その中に僕も交ぜてもらえてうれしかったです。これからもコロッケを食べるたびに、『unknown』を思い出すでしょう!」と、コロッケが主食で“コロ介”として愛された役柄に触れ、一同を笑わせた。

また、こころの母で、初の吸血鬼役を務めた麻生は、「すごく派手な衣装と髪形でしたが、これがないと物足りなくなってしまって…これからは普段道を歩く時にも寂しくなっちゃいそうです(笑)。皆さんと一緒にお芝居ができて本当に楽しかったですし、この作品に出演できてよかったです。またの機会を楽しみにしています!」と笑顔を見せた。

そんな麻生に対し、制作発表記者会見の頃からメロメロになっていた吉田は、「田中圭もどうでもいいです、高畑充希もどうでもいいです、さらに小手も酒向もどうでもいいです(笑)。麻生さんとお別れするのが本当に悲しいでーーす!」と叫び、キャスト・スタッフ陣を爆笑の渦に巻き込んだ。

最終回。血を吐いたまま緊急搬送された加賀美は目覚めず、警察で取り調べを受ける梅の証言にもどこか一貫性がない。いまだ隠された秘密を解き明かそうと、こころと虎松は加賀美の自宅を訪れ、手がかりを探すことに。そこに、未解決事件捜査班の刑事であり、虎松の元嫁でもある暁凛(MEGUMI)が現れる。そんな中、街には新たな吸血鬼のイラストと日付が記された殺害予告が――。そして、こころに1本の電話がかかってくる。「…今から、殺しに行っていい?」。

明かされる衝撃の真相と、秘められた悲しき過去とは? 人を愛するとは“unknown”を受け入れることなのか? 果たして、こころと虎松の運命は!?

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