新人王争い、吉田に強力ライバル レンジャーズのヤング、25歳

7日、ガーディアンズ戦の1回、右前打を放ったレッドソックス・吉田=クリーブランド(ゲッティ=共同)

 米大リーグ1年目のレッドソックス、吉田正尚が候補に挙がるア・リーグ新人王争いで、強力なライバルとなるのが25歳のレンジャーズ内野手、ジョシュア・ヤングだ。

 開幕から持ち味の巧打を発揮する吉田は、8日終了時点の打率がリーグ3位の3割1分5厘で、7本塁打、33打点。対するヤングは2割9分3厘だが、12本塁打、38打点と長打力で上回る。4、5月と2カ月連続でア・リーグ月間最優秀新人に選出され、現状の評価では吉田をしのぐ。

 打点や得点はチームの打線が影響する。吉田が東地区最下位に沈むレッドソックスで孤軍奮闘する一方、レンジャーズは30球団トップの得点力を誇る。セミエン、シーガーら強打者にけん引される形で力を発揮するヤングは「自分は重圧なくプレーできる」と強調した。

 チームが本拠地を置くテキサス州生まれ。レンジャーズ時代に3年連続本塁打王となった通算696本のアレックス・ロドリゲスに憧れる若手が、西地区首位を快走するチームの原動力となっている。(共同)

レンジャーズのジョシュア・ヤング(ゲッティ=共同)

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