つやま子ども☆未来塾 パナソニック津山工場見学

小学生に地元の魅力を体感してもらう「つやま子ども☆未来塾」のオープンファクトリー(市教委主催)が3日、河辺のパナソニックインダストリアルソリューションズ社津山工場で開かれ、市内の3〜6年生12人と保護者が電子部品の製造ラインなどを興味津々に見学した。
会議室で創業52年になる同工場の概要説明を受けたのに続き、ショールームに移動。高度な技術などの解説パネルに目をやりながら、スマートフォンや乗用車のライトタッチスイッチといった各種製品の現物にふれた。さらに最大で日産30万個のスイッチを手掛ける製造ラインが稼働する様子を見聞きし、感心しきりの様子。
父、弟と参加した広野小6年・吉田光佑君(河面)は「よくこんな小さな部品が精密に作れるなと思った。人の目に見えない部分まで機械で品質をチェックしているのもすごい」と話した。
この後、工作体験もあり、燃料電池を載せたミニバギーのキットを組み立て、マグネシウムと塩水による発電で走らせた。
同塾は、勤労観や郷土愛の醸成を狙いにし、企業見学の次回は10日、上田邑のモランボンプロダクツ津山工場で開催。

ライトタッチスイッチの製品にふれながら見学する児童ら

© 津山朝日新聞社