ヴィトーリアの小川諒也はFC東京復帰へ、11月から出番なし…会長は一定の評価も「オプションもなく、買うつもりもない。選手は戻る」

[写真:Getty Images]

ヴィトーリア・ギマランイスのDF小川諒也(26)だが、立場は厳しいものとなっているようだ。ポルトガル『O Jogo』が伝えた。

FC東京でキャリアをスタートさせ、日本代表にも選ばれていた小川。2022年7月にポルトガル1部のヴィトーリア・ギマランイスへとレンタル移籍し、海外挑戦をスタートさせた。

その小川だが、大きな期待を寄せられて獲得された中、シーズン序盤は出番をもらうことに。ヨーロッパ・カンファレンスリーグ予選では4試合続けて先発出場も、リーグ戦開幕からはベンチに座ることに。出場したリーグ戦6試合でのパフォーマンスが高くなく、すぐに出番を失うこととなった。

1月には移籍の噂も浮上した中、2023年に入ってからは一度もピッチに立つことがなくシーズン終了。公式戦11試合に出場するに終わり、最後はBチームでプレーすることもあった中、レンタル期間が満了を迎える。

そんな中、クラブのミゲル・カルドーソ会長がポルトガル『Radio Inquieta』でのインタビューに答え、小川についても言及。クラブに残ることはないと語った。

「選手たちは必ず我々のテクニカル部門の承認を得た場合にのみ、ヴィトーリアに来ることができる。明らかに、我々はいくつかの解決策を持っており、その取り組みも行われているが、まだ具体的なものはない」

「選手のレンタルに関しては、本来は望んでいない。ポルトガルの選手や、ポルトガルのクラブに関係する選手のレンタルは、あまり意味がない」

「我々がレンタルを想定し、今年もオプションで実現させたところ、上手くいった」

「日本人の左サイドバック(小川諒也)の場合もそうだったが、彼はシーズンを通して素晴らしい活躍した。しかし、スポーツのパフォーマンスという点では、あまり良い賭けではなかった。オプションもなく、買うつもりもない。選手は戻る」

チームで戦力として扱われず、後半戦は稼働しなかった小川はそのままレンタルバックされることが確実に。FC東京に戻るのか、ヨーロッパの別のクラブに挑戦するのか。ヴィトーリア・ギマランイスでの挑戦は終わりを迎えることとなった。

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