日米比、16日安保協議へ 対中国抑止、台湾有事備え

2月、緑色のレーザーを照射する中国艦船=南シナ海のアユンギン礁付近(フィリピン沿岸警備隊提供・共同)

 【ワシントン共同】日本、米国、フィリピン3カ国は安全保障担当高官による協議の枠組みの初会合を16日に東京で開催する方向で調整に入った。複数の外交筋が8日明らかにした。日米両国は東・南シナ海で軍事活動を活発化させる中国への抑止力を強化し、台湾有事への備えも進める狙いがある。

 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、日本の秋葉剛男国家安全保障局長、フィリピンのアニョ国家安全保障補佐官が参加する見通し。

 南シナ海ではフィリピン沿岸警備隊の船が中国海警局の船からレーザーを照射されたり、進路を妨害されたりするケースが相次いでいる。

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