津山市 住民基本台帳に基づく人口発表

津山市は2日、住民基本台帳に基づく人口(1日現在)を発表した。前月比23人減の9万9994人となり、2005年の市町村合併による新市発足以降、初めて10万人を割り込んだ。
市民窓口課のまとめによると、男性は前月比18人減の4万8069人、女性は5人減の5万1925人。世帯数は13増の4万5557世帯となっている。
県内第3位の人口規模の同市は、05年2月28日の合併時に11万1583人(男5万3239人、女5万8344人)と、県北初の10万都市となった。しかし少子高齢化の進展により、当時と比べて1万1589人、この1年間では720人減った。
市は移住・定住、雇用創出、結婚・出産・子育て支援などさまざまな対策を推進してきた。圏域外から市への移住者数などで一定の成果も上げているが、減少傾向の食い止めには至っていない。
谷口圭三市長は「10万人を下回ることは、さまざまな人口推計からも予測されていたこととは言え、非常に残念。人口減少に歯止めをかけるため策定している『第2期市まち・ひと・しごと創生総合戦略』をより一層、効果的に推進し、県北の拠点都市としての機能を維持したい」とコメントした。


10万人を下回り、9万9994人を示す市役所の人口ボード

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