町田ゼルビアと小田急がやった!国立・東京ヴェルディ戦で「臨時ロマンスカー」の運行が決定 車両はVSE(50000形)を使用

FC町田ゼルビアは9日、7月9日(日)に行われる明治安田生命J2リーグ第25節の東京ヴェルディ戦に向け、トップパートナーである小田急電鉄の協力により、今年の秋頃に引退予定のロマンスカー・VSE にて臨時ロマンスカー「FC町田ゼルビア応援“剛”」を運行することを発表した。

先日、東京ヴェルディとのホームゲームの試合会場を町田GIONスタジアムから国立競技場に変更した町田。「東京クラシック」と題された一戦をより大きな舞台で開催することにした一方で、ホームタウンである町田市から遠くなってしまうというマイナス面があった。

そこで、今回のスタジアム変更に際し、主に鶴川駅からスタジアムまで輸送を担っている小田急グループも、特別な一戦に向けて何かできないかと考え、ファン・サポーターの足として新宿まで運行する特別な列車を企画・検討してきた。

今回の国立競技場開催は、J2初となる日本サッカーの聖地での開催。特別感、お祭り感があることから、小田急グループとしてもそれに相応しい列車を運行し、町田から新宿までの移動時間も大いに盛り上げ、試合前から楽しんで頂きたいという思いを込め、2022年に定期運行を引退したロマンスカー・VSE(50000 形)を使用した列車を運行することを決めたという。

今回の団体列車に使用するVSEの名前は、Vault Super Express(※天井がアーチ形の特急列車)に由来している。

そこで、国立での特別な一戦の勝利を願い、また黒田剛監督の名前も入れて、列車名は「Victory Super Express FC町田ゼルビア応援”剛”」と命名された。

以下は小田急の担当者のコメント。

「私たち小田急グループは、ユニフォームの背中にブランドマークを入れ、サポーターの皆さまと一緒に闘ってまいりました。今回の団体ロマンスカーの運行は、サポーターの皆さまを国立競技場の手前の新宿まで輸送するだけではなく、『町田のパッションを国立の地へ届けよう!』と企画しました。町田や小田急沿線から国立競技場への足としてはもちろん、町田の地から世界へ“繋ぐ”役割をぜひ担わせていただきたいと考えております。『国立共闘』、グループを挙げてFC町田ゼルビアを応援しています。」

特別な装飾や楽しい車内イベント(オリジナルノベルティの配付や抽選会)もあるとのこと。

今年秋頃に完全に引退するVSEだけに、鉄道ファンも熱い視線を送っているに違いないが、臨時運行の趣旨的にできれば町田のファン・サポーター向けの先行販売などを検討してほしいところだ。

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チケットの発売日時や申し込み方法は詳細が決まり次第発表される。

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