宮城県沖地震から6月12日で45年 仙台市沿岸部の幼稚園で地震や津波に備える訓練

宮城県で27人が犠牲になった宮城県沖地震から6月12日で45年です。海から近い仙台市若林区の幼稚園で、地震や津波に備えた訓練が行われました。

訓練を行ったのは、約200人の園児が通う若林区のドリーム幼稚園です。

館内放送「ただ今、大きな地震が発生しました。落ちてこない、倒れてこない、窓から離れて避難しましょう。テーブルの下にもぐってください」

訓練は大きな地震が発生し、津波の襲来も予想されるという想定で行われました。

この幼稚園は海から約4キロしか離れておらず、東日本大震災では園の周りに津波が押し寄せたこともあり、避難訓練に力を入れています。

園児たちは2階に避難した後、保育士から避難のポイントなどの説明を受けました。

「『お』押さない『は』走らない『し』喋らない」

園児「ちょっとだけ怖かった」「津波とか来たらすぐに2階に行く」

ドリーム幼稚園末屋保広園長「お家の中でも1人でいるときでも、どうすれば良いのかを体で覚えてほしいなと願っております」

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