仕事復帰が近づいた石川界人

今年5月に声帯ポリープ除去の手術を受け、休養中の声優・石川界人が7日、ツイッターで順調に回復していることを明かした。

石川は先月10日、《昨年よりポリープの症状が悪化し様子を見ておりましたが、この度、医師と相談の上、手術させていただくこととなりました》と発表し、今年同月下旬に手術を受けていた。

今月3日には、ツイッターで《少し前に退院してリハビリしてます》と報告。この日は《こんにちは。『若いから』と言ってもらえてうれしくなった今年30歳になる成人男性無職です》とおちゃめな書き出し。

続けて、《私は若いので声帯の治りも早いみたいです。あまりの若さにお医者さんも笑ってました。若くてよかったです》と順調な回復ぶりを報告した。東京生まれの石川が声優への志望を決めたのは高校1年からだが、当初は両親に猛反対された。

それでも、学費を出さないことを条件に声優養成所への入所を認めたが、石川はアルバイトで稼いだ金でプロ・フィット声優養成所に入所。養成所は、各声優事務所のサンプルボイスを聞き、自分と声質の被る声優がいない事務所の系列を選んだ。

2012年に「あの夏で待ってる」でアニメデビュー。13年4月にはテレビアニメ「翠星のガルガンティア」のレド役で初の主役を演じた。

翌14年「第8回声優アワード」の新人男優賞を受賞。20年3月「第14回声優アワードで助演男優賞」を受賞した。

「座右の銘に掲げているのは『全力前進』。それだけに、あるアニメの戦闘時に叫ぶシーンで酸欠寸前となり、実際にブラックアウトしたほど役に入り込んだエピソードの持ち主。3年前にも役を降板したことがあるが、すでにその時点で不調を感じていたのでは。手術で不安の種を取り除いたはずなので、復帰後は再びバリバリ仕事をこなせそうだ」(アニメ誌記者)

来年春放送のアニメ「この世界は不完全すぎる」にキャスティングされている。

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