3か月連続 同水準 4月の千葉県内有効求人倍率 1.06倍

3か月連続 同水準 4月の千葉県内有効求人倍率 1.06倍

 2023年4月の千葉県内の有効求人倍率は1.06倍で3か月連続、同じ水準を維持しています。

 有効求人倍率は、職を求める人1人あたりに対し、企業からどれだけの求人があるかを示す、経済指標の一つです。

 千葉労働局によりますと、2023年4月の県内の有効求人倍率は、1.06倍で、2023年2月に1.02倍から0.04ポイント上昇して以降、同じ水準を維持しています。

 1倍を上回るのは、7か月連続です。

 前年同期比になりますが、新規求人の動向としては、建築関係の設計・施工管理を行う事業者が、事業拡大に伴い求人を116人増やした一方で、学習塾を経営する事業者は、運営スタッフなどの求人を146人減らしています。

 こうした状況を踏まえ、千葉労働局は、「一部に厳しさが見られるものの、緩やかに持ち直している」とする基調判断を据え置いています。

 なお、今後の見通しについては、「新型コロナの5類移行で、全体的に穏やかに改善していくものの、原材料高への注視が必要」としています。

© 千葉テレビ放送株式会社