イタリアを拠点に活動する画家道原聡さん(64)=広島市出身=の油彩画展が9日、山陽新聞社さん太ギャラリー(岡山市北区柳町)で始まった。日本やイタリアの建造物などを温かみのある色彩で描いた28点が並んでいる。10日まで。
ピンクやオレンジを基調にした原爆ドームは、周囲にカラフルなハート形の木を配置し、平和を祈る気持ちを表現。1920年にローマ―東京間の飛行に成功した木製飛行機がコロッセオや東京タワーの上空を滑空する作品もある。
道原さんは「イタリアらしい陽気な雰囲気の絵を掲げた。癒やしを感じてほしい」と話している。
10日は午前10時~午後4時。午後2時から道原さんによるトークショー(参加自由)もある。入場無料。