チェルシー退団濃厚のプリシッチ、希望する新天地へSNSでアピール? 匂わせがファンとの絆生む「Here We Go!」

[写真:Getty Images]

チェルシーのアメリカ代表FWクリスチャン・プリシッチ(24)は、ミランへの移籍が待ちきれないのかもしれない。『フットボール・イタリア』が伝えている。

【写真】プリシッチがミランにアピール? ロッソネリ(赤黒)を強調

昨夏、今冬の移籍市場に続き、来たる今夏もミラン行きが噂されているプリシッチ。誰もがその能力を認めるアタッカーながら、チェルシーでは定位置を確固たるものにできず、今シーズンもプレミアリーグ24試合出場のうち先発は8試合のみで、ゴールはわずか「1」という寂しい成績に終わった。

売却を望むチェルシー、獲得を目指すミラン。クラブ間の利害は一致しているものの、チェルシーが比較的安価で売却することもいとわないと言われており、ミランにとってはユベントスが争奪戦のライバルであるとみられている。

それでも、選手本人がミラン行きを望んでいるとの見解も浮上。プリシッチは7日、インスタグラムにアメリカ代表の赤黒のトレーニングウェアを着ている写真を投稿し、赤丸と黒丸の絵文字をキャプション。去就が注目されるなか、ロッソネリ(赤黒=ミラン)へのアピール、もしくは匂わせとも取れてしまう。

これにはミラニスタもすぐさま反応。「ロッソネリで決まり」「Here We Go!」「ようこそ!」「I miss you…」などなど、数百件に及ぶ歓迎コメントが寄せられた。

イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、チェルシーで年俸500万ユーロ(約7億5000万円)を受け取るプリシッチがミラン行きを実現させるには減俸が必須。一方、ミランは現在、移籍金の値下げを交渉中で、2500万ユーロ(約37億6000万円)であれば獲得にゴーサインが出るという。

どうやらミラン移籍に向けてはまだまだ障壁がありそうだが、少なくともプリシッチとミラニスタ、両者の間にはすでに絆が生まれたようだ。

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