グレタさん、ダム決壊非難 高校卒業当日も抗議活動

9日、ストックホルムのスウェーデン議会前で、気候変動問題での抗議活動をする環境活動家グレタ・トゥンベリさん(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんは9日までに、ウクライナ南部のカホフカ水力発電所の巨大ダム決壊について「言葉を失う残虐行為だ。ロシアは犯罪の責任を問われなければならない」とツイッターに投稿し、ロシアを非難した。

 グレタさんは9日に高校を卒業。毎週金曜日は授業に出席せず、スウェーデン議会前で座り込みを続けており、この日も抗議活動を優先した。ロイター通信に対し、ダム決壊の影響は「恐ろしくひどいものだ」と訴えた。

 ウクライナのゼレンスキー大統領はツイッターで「真実を守ってくれてありがとう。(ロシアは)人間や自然に対する全ての悪事に対して責任を負わないといけない」と謝意を表明した。

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