日本共産党・田村智子参院議員登場!立憲との選挙協力のこれからと今後を語る!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年6月9日に公開された動画ではゲストに日本共産党参院議員の田村智子氏をお招きし、立憲民主党との協力関係について語っていただきました。

立憲との選挙協力、共産党はどう思っている?

【このトピックのポイント】
・政権交代に野党共闘は必要。共産党は諦めずに追求を続ける
・一方的に協力関係を放棄する立憲の言動はこれまでの話し合いの経緯を無視している
・得られた成果を無視して共闘を失敗と結論付けるのは自民党の思うツボ

田村氏のプロフィールは以下の通りです。

国政選挙5回、東京都議会議員選挙で1回落選している田村氏。気持ちの立て直し方について「負けず嫌いなので、動き続けている方がメンタルはやられない」とコメントしました。2007年の参院選では落選が決まると同時に次の選挙への立候補を決意したそうです。

2022年の参院選で得票数が前回の倍以上に増えた要因については、2019年に桜を見る会について国会で追及したことや、政策委員長に就任してメディアでの露出が増えたことなどに言及しました。

今回は以下の質問からピックアップして田村氏に回答していただきました。

立憲との協力関係は終わり?

MC乙武洋匡「そもそもまず解散あるんですかね?」

田村氏「こればっかりは私たちも……解散って言うのは向こう側の方なので」

解散時期について田村氏は不明としつつ、マイナンバーカードや防衛関連予算、敵基地攻撃能力の問題を例に挙げ、岸田政権に対し「国民にちゃんと説明しないで突き進んでいる」と批判。

「解散が来るかどうかではなく、追い込むつもりで向かっていかないといけない」とコメントしました。

2019年の参院選、2021年の衆院選で共闘した立憲と共産。しかし、次の衆院選での選挙協力について立憲の泉代表は明確に否定しています。

過去の選挙協力の経緯について、田村氏は「大きな政策の一致点があるから」とコメント。

集団的自衛権の問題をはじめ、ジェンダー平等や原発の問題など、政策の一致する部分を確認し、話し合いを重ねた上での選挙協力だったと説明しました。また、2021年の衆院選では、政権交代後も共産党は閣外協力に留まることを合意。

多くの話し合いと合意を積み重ねた上での選挙協力であったにもかかわらず、泉氏をはじめとする立憲の言動は一方的に協力関係を破棄するものであり、田村氏は「両党間の話し合いの経緯を無視している」とコメントしました。

1人しか当選できない小選挙区では与野党対決にしなければ政治を変えることはできないと田村氏。「大切な政策の一致と野党の共闘での選挙を諦めずに追及していきたい」と語りました。

野党共闘のターニングポイントとして田村氏が挙げたのは、2021年の衆院選です。自民党は共闘に対する批判を演説内で繰り返し、それがそのまま報道されたことでマスコミの対応も「ガラッと変わりました」と田村氏は振り返りました。

それまで記者会見では、同じ問題意識に立った政策に関する質問が多かったのに対し、衆院選後は共産党を冷遇するような取り上げ方が急激に増えたと感じたそうです。

一方で、自民党のそのような動きは政権交代に対する恐怖の裏返しだったのではないかと田村氏は分析しました。

立憲の姿勢の変化について、MC乙武は代表がリベラル寄りの枝野氏から中道の泉氏に代わったことも影響しているのではないかと指摘。

田村氏はその点については明言を避けつつ、泉氏が2021年の衆院選での共闘を失敗と結論付けている点に言及しました。田村氏は「共闘したから勝ったところもいっぱいある」とコメント。

得られた成果に目を向けず、共闘を失敗と評価してしまうことこそ「自民党の作戦に押し込められてしまっている」と田村氏。「泉さんにそう伝えたいなと思ったりはしますね」としめくくりました。

動画本編はこちら!

安倍政権と岸田政権、田村氏から見てどちらがより聞く耳を持っていない?

今週の選挙ドットコムちゃんねるは火曜日の21時、水曜日から日曜日の18時に公開!

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